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茶道マメ知識
『濃茶』と『薄茶』の違い

  今現在、一般的にはお抹茶といえば、「薄茶」を連想することが多いのですが、実は、 茶道においてはここで述べてあるように「濃茶」の方があらたまっていて、最も重要な おもてなしとされています。

  視覚的な違いは写真で見るとこのような違いがあります。



濃茶(茶碗/熊川茶碗 帛紗/宗箇風通)
薄茶(茶碗/紀州楽)

  具体的な違いや、茶道においての位置付けや在り方などを下記にまとめましたので参考にしていただけたらと思います。

  ただ、一番わかりやすいのは、やはり両方飲んで体験してみることだと思いますので、機会があれば是非飲んでいただきたいと思います 。

濃茶、薄茶の違い

茶道に扇子が必需品である理由

( 金地菊文扇子 )

◆ お茶を始めると必ず必要になってくるアイテムの一つに「 扇子 」があります。人と挨拶をするとき、席に入るとき、道具を拝見するとき、など用途は多いのですが、なぜ扇子なのでしょうか?

  そもそも扇子は 平安時代 頃から、あおぐという役割だけでなく、儀礼や贈答、コミュニケーションの道具としても用いられていました。具体的には 和歌 を書いて贈ったり、花を載せて贈ったりしたことが、 源氏物語 など、多くの 文学作品 や歴史書に書かれています。また武士にとっては「刀」と同じ物と解釈されて尊ばれました。ですから、扇子を携える場合は左の腰に差すのが決まりになっています(写真1,2) 。

  茶道、能などでは、茶扇、能扇というふうに決まった形式のものを使います。これらは扇面に描かれる絵の種類も違いますし、使い方も様々です。茶扇も能扇同様に室町時代以降、茶道の発展とともに茶席に用いられるようになりました。

  例えば、茶道の世界では、膝の前に扇子を置くことが作法の一つにあります。扇子を自分の前に置くことで相手への敬いの念を表すという使い方をします。また、 座って挨拶をするときに、胸元から畳んだ状態の扇子を自らの膝前に置き、それを境にするように相手に礼を行います。これは扇子に自他の「境」をつくる結界としての役割をもたせたものです。ただし、上田流の場合、席中であれば男女ともに礼を行う時は、右手に握ったまま座礼を行います。
 他にも自分の存在を示すために用いられたり、また流派によって扇子の使い方が違っていたりもします。

和菓子の種類

  ◆ お茶に使われるお菓子(和菓子)は、茶道において濃茶や薄茶とともに食べる物で、味覚はもとより美的鑑賞としても質の高さをも期待されて発達した物です。

 通常、濃茶では生菓子(主菓子)を、薄茶では干菓子(乾菓子)を供されます。

 水分量20%以下の和菓子を干菓子、40%以上の和菓子を生菓子、(羊羹は30%以上)、その中間を半生菓子といい、和菓子は大きくこの3タイプに分類されます。
(詳しくは和菓子分類図へ)

  現在では砂糖、米、小麦、小豆など、比較的少ない主原料から多くの和菓子が生み出されます。砂糖を用いるようになる以前には、甘い嗜好品といえば果物であったことから、和菓子の持つ味覚の繊細さを窺い知ることができます。また、和菓子には芸術作品としての側面も要求されていて、夏の和菓子であれば、涼を感じさせるために葛を用いて透明感のある作品に仕上げるといったように、季節感の表現一つにも材料を吟味し作られています。

 茶会において、お菓子の銘や味、風情も大きく関わっていて、お客様をもてなす上で重要な役割を担っています。

<蒸し菓子>薯蕷(じょうよ)みよしの製
/ 黒漆塗片木板銘々皿
<干菓子>落雁(らくがん)風雅堂製

<ねりきり>山茶花(さざんか)風雅堂製
 / 古代紋蒔絵銘々皿 河面冬山 作

和菓子の分類図

<蒸し菓子>君寄 風雅堂製
/ 丹波線紋鉢 市野雅彦 作
<干菓子>左/落雁 ,右/雲平,中央/有平糖
           風雅堂製 / 宮島焼菓子器

  ちなみにお菓子と一緒に写真に写っている木製の楊枝は「黒文字」と呼ばれる古来より茶席においてお菓子をいただく時に用いられてきた菓子楊枝です。「黒文字」というのはクスノキ科の木の名前で、樹脂や材に独特な香りがあります。「黒文字」よりも大きめに切り出した材を用いて、お菓子を取る箸にする場合もあります。どちらの場合でもお客様に出す時は直前まで濡らしておくのがお客様へのもてなしとして通例になっています。主菓子は基本的には(薯蕷等を除く)「黒文字」を使っていただきますが、干菓子は手でつまんで食べても不作法にはなりません。

(黒文字の枝)
<求肥饅頭>みよしの製 器/
春日杉片木銘々菓子

●協力●

(有)風雅堂   / 広島市中区富士見町 6-12
Tel.082-241-2325
和菓子 みよしの / 広島市中区八丁堀8-3
Tel.082-221-3441
URL.http://www.h6.dion.ne.jp/~miyosino/

所作の基本

 お茶をたしなむ上で、基本的な動作の内、「 お辞儀の所作 」と「 お茶 ( 薄茶 ) の飲み方 」の2つを動画で紹介します。

 上田流では、男女で作法が異なるところがあります。 ですから、男性の「 お辞儀の仕方 」と「 お茶の飲み方 」と、女性の 「 お辞儀の仕方 」と「 お茶の飲み方 」をそれぞれ紹介しておりますので、興味がある方や、もう少ししっかり作法を身につけたい方は是非参考にしてみて下さい。

  • お辞儀の仕方〜男性〜
  • お茶の飲み方〜男性〜
  • お辞儀の仕方〜女性〜
  • お茶の飲み方〜女性〜

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