現代まで残った武家茶道の流れであること。利休の静中の美、織部の動中の美に対して、宗箇オリジナルの独特の美を見ることができる。茶寮、和風堂、書院屋敷など江戸時代の武家屋敷構成再現がされており、伝来の道具、古文書も多数残っている。作法の特徴として、凛として、美しい。さらに男性は男性らしく、女性は女性らしく。
●男性、女性で茶道の点前が異なる部分がある。 ●男性と女性の礼の仕方が異なっている。 (動画「所作の基本」)参照 ●袱紗は右の腰につける。 (刀を差していた名残) ●点前の中の柄杓の構え方、扱い方、帛紗の扱い方が独特である。 (男性は馬上の姿→柄杓で湯水を汲む動作に弓矢をつがえる動作が残る、など) ●点前が直線的で、外へ外へと向ける動きが繰り返されてる。 など
◆ 茶の湯を学ぶことによって普段の生活が充実してきますし、 一時 ( ひととき ) の静寂、また静寂の中の楽しさ、 清々しさ、充実感を得ることも出来ます。静心の充実、今を一生懸命生きるという戦国武将の心の在り方は、今日にも通じるもので、今を生きる我々にも心の在り方(精神的な安定、落ち着き、静かな心)は非常に大切です。